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【第119回】工務店ツールの探し方・選び方。展示会を利用する方法とは?

Q現場管理ソフト等の導入を検討しています。
いくつか候補があり、何を決め手にすればいいのか分かりません。また後で良いものが出てくるのではと思い、ずっと保留のままです。
よい選び方はあるでしょうか?
(40代・工務店・茨城)

Aはい、ツールの導入は難しいですね。
すでに使っている人に聞くのが一番ですが、新しいものは事例が少なく、ソフトの場合はアップデートしたりして、それもなかなかできないというところだと思います。

まず、「どんなものが出ているかを一度に知る」意味では、展示会の活用をおすすめします。

2020年は、ほとんどの展示会が新型コロナの影響で中止や延期となりました。
現在は再開していますが、出展数は以前ほど多くはありません。それでもある程度の情報収集は可能です。

展示会とは?

展示会の利用方法

ここで言う「展示会」とは、「新商品や新技術の宣伝販促を行う」「新しいビジネスパートナーを探す」などの目的で企業が出展するものを指します。

住宅・工務店業界の展示会は、東京や大阪で半年~1年に1回程度、大規模なものが開催されています。

最近の出展傾向としては、WEBマーケティング関係、営業プレゼンソフト、現場管理ソフトなどのデジタル系が多くなっています。

通常は大きな会場に多くの人が集まるイベントですが、コロナ禍でオンライン展示を行っている展示会も多くありますので利用されると良いでしょう。

展示会のメリットは?

訪問側から見たメリットは、出展者がものすごく丁寧に説明してくれることです。

例えば、ある会社に上がりこんでいきなり「これは何ですか?」と聞いても、不審がられるだけですよね。
それが展示会では、展示ブースにふらっと立ち寄り「これは何ですか?」と聞くと、詳しい説明をしてもらえます。

出展者の主目的は、新規販路開拓や新規ユーザー獲得です。
展示会はリアルな接点の場ですから、展示ブースに来られたお客さまには丁寧に対応します。

その場でソフトの使い方を体験できる
いくつかの展示ブース(企業)を同時に見比べられる
といった点もメリットです。

住宅関連の展示会には何がある?

住宅業界に関連した展示会には、次のようなものがあります。

ジャパンホームショー

日本能率協会が主催する展示会です。
Japan Home & Building Showとして「ジャパンホームショー」のほか、家具見本市や設備フェアなどいくつかの展示会が同時開催され、新しい発見があります。

今年で第43回になりますから、かなり歴史があります。
私ももう20年以上、ほぼ毎年見に行っています。

2021年は11月17日(水)~19日(金)、東京ビッグサイトで開催予定となっています。

参考 ジャパンホーム&ビルディングショー -日本能率協会
https://www.jma.or.jp/homeshow/

建築・建材展

日本経済新聞社が主催する展示会です。今年で第27回となります。
東京で毎年開催しています。

この展示会は住宅以外に、店舗設備や小売業関連、フランチャイズショーなども同じ日程で開催されていますので、一度でいろいろ楽しめる展示会です。

通常は毎年3月初旬に開催されますが、2020年は新型コロナの影響で中止となりました。
2021年は開催されています。

次回は2022年3月1日(火)~4日(金)、東京ビッグサイトで開催予定となっています。
オンライン展示会も並行して開催されます。

参考 建築・建材展 -日本経済新聞社
https://messe.nikkei.co.jp/ac/

建設DX展

RX Japan株式会社(旧:リードエグジビションジャパン)が主催する展示会です。
こちらは比較的新しい展示会で、大阪と東京で開催しています。

「ジャパンビルド-建築の先端技術展-」として、建材・住設やスマートハウスなどの関連する展示会と同時開催です。
2020年9月の関西展(工務店支援EXPO)では、私もセミナー講師をさせていただきました。

建設DX展では、工程管理ソフトなどの建築現場で使えるツールや、働き方改革関連の出展が予定されています。

2021年は以下の日程です。
・関西展…9月29日(水)~10月1日(金)インテックス大阪
・東京展…12月6日(月)~8日(水)東京ビッグサイト

参考 建設DX展 -RX Japan株式会社
https://www.construction-dx.jp/ja-jp.html

展示会の活用方法とは?

展示会の利用方法としては、まず「自分の知らないものを見つける」ことです。

そして、その内容を確認し、自社で使うとしたらどのような効果を上げられるかを考えます。
これを繰り返すことで、本当に必要なもの、不足しているものに気づくと思います。

「デジタルが苦手」と思っている方は特に、展示会で実際に話を聞くことをおすすめします。
ただそれなりにコストがかかるものも多いので、導入する際は十分検討しましょう。

この記事に関するご質問・ご感想・お問い合わせは【工務店経営の専門家・ジクージン】まで、お気軽にお送りください。


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ABOUT US
間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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