わが社も雑貨販売を始めようと思いますが、ご意見をお願いします。
(年商4億円・注文住宅専門・45歳・宮城)
雑貨販売の目的は明確ですか?
目的がはっきりしているという前提で、雑貨販売のポイントをまとめてみましょう。
雑貨店を始めるときの基本
工務店さんが雑貨店を始めるときに検討する事項を、順に見ていきます。
商品のラインナップ
まず、「どのような雑貨を並べるか」を検討します。
例えば、もし御社の建物が北欧風の雰囲気を大事にしているのであれば、北欧系の雑貨をメインにします。
和ものでも、北欧住宅にマッチするような雑貨を探します。
探し方は、
・ネットや雑誌
・東京や大阪など大きな街のリアル店舗
で調査します。
仕入れ先と仕入れ予算
だいたい何をどの程度並べるかを決めたら、仕入れ先を探します。
これは、ネットである程度は対応できると思います。
取引条件も確認した上で、仕入れ予算を決めます。
3坪程度の店で、50万円くらいです。これ以上小さいと、店に見えません。
その他の検討事項
■ 販売単価
■ 誰が販売するのか
■ 入出金はどうするのか
■ 在庫管理は誰がするのか
■ 仕入れ先を増やすにはどうするか
など決めていきます。
以上が、新しい店をオープンするときの基本です。
中途半端でなく本気でやることです
ただ、ひとつ懸念事項があります。
それは、工務店一筋でやってこられた方々が、突然店舗を始めても、なかなかうまくいかないということです。
実際に多くの工務店さんが雑貨販売をされていますが、店単体で採算が合っているところは少ないと思います。
それは「ついでにやっている感」がアリアリだから、ではないでしょうか。
お客さまはちゃんと見ています。
店をやる以上は、本気でやらなければなりません。
「ついで感」が出てしまうと、本業の方まで「ついでにやっている」と受け取られかねないからです。
パートさんを雇う時も気づかいを
また、販売経験のあるパートさんを雇う時も、十分注意してください。
販売業の経験しかしていない人は、逆に工務店のことは分かりません。
業種間ギャップを埋める気づかいも必要です。
この記事に関するご質問・ご感想・お問い合わせは【工務店経営の専門家・ジクージン】まで、お気軽にお送りください。