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【第17回】工務店でオシャレな雑貨店を始めるときの基本と、その注意点

Q最近の工務店は、事務所というより、オシャレな雑貨店のようなところが多いようです。
わが社も雑貨販売を始めようと思いますが、ご意見をお願いします。
(年商4億円・注文住宅専門・45歳・宮城)

A雑貨販売の目的は明確ですか?
目的がはっきりしているという前提で、雑貨販売のポイントをまとめてみましょう。

雑貨店を始めるときの基本

雑貨店を始める

工務店さんが雑貨店を始めるときに検討する事項を、順に見ていきます。

商品のラインナップ

まず、「どのような雑貨を並べるか」を検討します。

例えば、もし御社の建物が北欧風の雰囲気を大事にしているのであれば、北欧系の雑貨をメインにします。
和ものでも、北欧住宅にマッチするような雑貨を探します。

探し方は、
・ネットや雑誌
・東京や大阪など大きな街のリアル店舗
で調査します。

仕入れ先と仕入れ予算

だいたい何をどの程度並べるかを決めたら、仕入れ先を探します。
これは、ネットである程度は対応できると思います。

取引条件も確認した上で、仕入れ予算を決めます。
3坪程度の店で、50万円くらいです。これ以上小さいと、店に見えません。

その他の検討事項

■ 販売単価
■ 誰が販売するのか
■ 入出金はどうするのか
■ 在庫管理は誰がするのか
■ 仕入れ先を増やすにはどうするか

など決めていきます。

以上が、新しい店をオープンするときの基本です。

中途半端でなく本気でやることです

ただ、ひとつ懸念事項があります。

それは、工務店一筋でやってこられた方々が、突然店舗を始めても、なかなかうまくいかないということです。

実際に多くの工務店さんが雑貨販売をされていますが、店単体で採算が合っているところは少ないと思います。
それは「ついでにやっている感」がアリアリだから、ではないでしょうか。

お客さまはちゃんと見ています。
店をやる以上は、本気でやらなければなりません。

「ついで感」が出てしまうと、本業の方まで「ついでにやっている」と受け取られかねないからです。

パートさんを雇う時も気づかいを

また、販売経験のあるパートさんを雇う時も、十分注意してください。

販売業の経験しかしていない人は、逆に工務店のことは分かりません。
業種間ギャップを埋める気づかいも必要です。

この記事に関するご質問・ご感想・お問い合わせは【工務店経営の専門家・ジクージン】まで、お気軽にお送りください。


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ABOUT US
間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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