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【第49回】店長や有資格者の反乱。トラブルをこじらせる前にできること

Qあるフランチャイズに加盟しました。
その業務には柔道整復師が必要で、1名雇って店をオープンしました。
彼は仕事熱心で、リピーターも増え業績は順調でした。
ところが突然、彼が「給与を3倍にしてほしい。でなければ辞める」といってきました。
こちらの足元を見たやり方に腹が立つのですが、辞められると困ります。
どう対応すれば良いでしょうか?
(業歴38年・建設業・広島)

Aはい。こういう人はいますね。

店を維持するために有資格者を置かなくてはならない場合、こういう「脅し」のようなことをする人が現れるものです。

これは何も有資格者でなくても、いわゆる“店長”でも同じことは起きます。

彼は、おそらく独立するつもりでしょう。
しかもお客さまをごっそり持っていきます。

そして、御社のそばに店を構えるかもしれません。Wパンチです。

独立トラブルの対応策

社員の反乱

1.別の有資格者を確保する

まず、秘密裏に必要な有資格者を確保することです
FC本部にも依頼します。

それが最優先です。

その間、彼とは話し合いをしながら時間を稼ぎます。
すべては辞職してもらう前提です。

2.退職時には念押しを

採用時の雇用契約書に「競業避止義務」の文言があると思います。

彼が辞めるときには必ず、
「少なくとも3年間(※契約書に書いてある年数)は、近所で同業ができない
ことをしっかりと伝えます。

これである程度の抑止力にはなるでしょう。

ただ、法律で「職業選択の自由」が定められていますので、あくまでも抑止力程度です。
たとえ裁判になったとしても勝ちにくいと思われます。

同じことを繰り返さないために

今後も同様のことは起きやすいと考えましょう。

採用時には、きちんと契約内容を伝えること
普段から、社長はスタッフとのコミュニケーションを欠かさないこと

これが一番重要です。

この記事に関するご質問・ご感想・お問い合わせは【工務店経営の専門家・ジクージン】まで、お気軽にお送りください。


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間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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