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【第98回】うまくいく完成現場見学会 #16 実践編~会場内の接客方法

第97回記事の続きです。

工務店の集客
 

家づくりを勉強していただく

見学会会場での接客

お客さまにとって、現場見学会は「家づくりの参考にするために勉強する場」です。
そこで、まずは一通り見ていただきます。

会場内で接客するための準備や心がけについては、第85回でご紹介しています。

工務店の集客

建物の大きさにもよりますが、ゆっくり見て回っても、15~20分くらいではないでしょうか。

今の建物は全体的に小さくなっています。
以前は35~40坪くらいの建物も多かったのですが、近ごろは32~35坪くらいが多くなりました。

建物の「見せ場」や特徴がいろいろあれば、「こんなのいいよね」「これは面白いよね」と盛り上がることもあります。
しかし、シンプルな建物だとすぐに見終わってしまいます。

接客時間60分を目指す」ために、説明パネル新聞・雑誌資料を用意し、立ち止まって勉強していただく場所を作っておきます。

説明パネルの作り方は第87回で取り上げています。

工務店の集客
新聞・雑誌資料の作り方は第86回です。
工務店の集客
もし建物に「見せ場」がない場合は、今後の課題として「見せ場」を作ることも考えましょう。他社との差別化にもなります。
 

着席、自社紹介、アンケートのお願い

一通り見終わったら、お客さまには着席を勧めます。
初めてのお客さまには、最初に自社紹介を見ていただきましょう。
そして、お客さまアンケート(残りの項目)記入のお願いをします。

接客の例をご紹介します。

初めてのお客さまの場合

見終わったら、テーブルのほうへご案内します。
そして「どうぞお掛けください」と着席を勧めます。

スタッフ:「○○様、今日初めてお越しいただきましたよね?」
お客さま:「初めてです」
スタッフ:「では最初に、私どもの会社紹介の動画がありますので、ご覧ください」

そして、自社紹介の動画を見ていただきます。
いきなり面談に入るのではなく、ここでワンクッション置くことで、お客さまの不安をある程度和らげることができます。

自社紹介動画の作り方は、第20回で取り上げていますのでご参照ください。

契約までの道

初めてのお客さまには、「必ず一度はその紹介動画を見ていただく」というルールにしておきます。
そうすると、自社の基本的な情報を一度お客さまに伝えることになります。
混み合っている場合など、タイミングが合わなければ次の機会でもかまいません。

飲み物を出す場合は、動画が終わったころが良いでしょう。
そして、アンケートの残りの項目(感想など)を書いていただきます。

2度目以降のお客さま

見終わったころに、「本日はいかがでしたか?」と声をかけます。
そして同様に「どうぞお掛けください」と着席を勧め、アンケートを書いていただきます。

数組を同時に接客しているときなど、少しお待ちいただく場合は、自社紹介の動画や資料で、お客さまが退屈しないような気配りをしたいものです。
 

第99回に続きます。

工務店の集客

「うまくいく完成現場見学会」記事一覧はこちらです。

うまくいく完成現場見学会

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ABOUT US
間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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