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【第70回】今すぐ直したい工務店ホームページ #2 集客を増やす対策編

第69回からの続きです。

インターネット集客

ホームページ・ブログについて、今後直したほうがよい項目をお伝えします。
少し手間はかかりますが、重要なポイントです。

3. 写真のサイズを小さくする

ブログに掲載している写真のファイルサイズ(大きさ)は、調整されていますか?

これはパソコンやスマホの表示速度の問題なのですが、ネットでの集客を左右する要素になります。

表示が遅いとお客さまが去ってしまう

サイズが大きいと、ページの読み込み速度が遅く、表示されるまで時間がかかります。
写真が上のほうから少しずつじわじわと出てくるページを、時々見かけますね。

なかなか表示されないので見る側があきらめる、つまり、お客さまが離れてしまう要因になります

さらに、不便なホームページ・ブログと見なされ、Google検索の順位が下がることも考えられます。

写真は掲載する前に加工を

写真は1枚が1MB(1,024KB)以下になるよう加工するのがおすすめです。
縦横の大きさ(寸法)は、一般的に長辺が640px(ピクセル)以内が推奨されています。

表示速度を上げる

ちなみに上の写真が長辺(横幅)640pxです。サイズは34KBです。
※パソコン表示時の大きさです。スマホでは縮小されます。
 

写真のサイズは、Windowsパソコンであれば、「ペイント」の「サイズ変更」で簡単に加工できます。

スマホで撮ったものは、アプリで調整できます。
また、裏ワザとしては、自分のスマホに添付でメールを送るという手もあります。
メール添付する時に、サイズを大・中・小などで選べると思います。
そこで小さいサイズを選んで送信し、再びその写真を保存します。

なるべく写真サイズは小さく(軽く)して、表示の速度を上げることをおすすめします。

4. SSL対応にする

これはなんだかものすごく難しいものに思えますね。
簡単にいうと、ホームページやブログのアドレスを「http://」から「https://」にする、ということです。

「http://」はSSL未対応の状態、「https://」だとSSL対応になっている状態です。
「s」がついていることが望ましい、というよりも、必須となりました。

お客さまの情報を守るために必要

「SSL」とは、インターネット上の通信を暗号化するものです。
暗号化されていれば、もし第三者が途中で入り込んで情報を盗もうとしても、内容が読めません。
そのため、メールやお問い合わせフォームの個人情報が守られます

これは前回の「個人情報保護」にも関わってくることがお分かりかと思います。

何年か前までは、お問い合わせフォームだけが「https://」になっているサイトも多くありました。それでもかなり進んだ印象を与えていました。

ところが今は、全てのページが「https://」であることが求められています。

SSL未対応だとますます不利に

SSL対応のホームページかどうかは、「Google Chrome」で見た時に一番よく分かります。
それは、Google Chromeが2018年7月24日から「SSL未対応のサイトに警告を出す」仕様に変わったためです。

SSL対応しているホームページ・ブログは、URLの欄に「保護された通信」と出ています。
SSL未対応だと、「保護されていない通信」という表示になります。

さらに、2018年10月からは、SSL未対応のホームページやブログで入力欄などに入力すると、表示が赤に変わる仕様になりました。
そのうえ「このサイトへの接続は保護されていません」と表示される場合もあります。

この表示はかなり怖いイメージを与えるので、来てくれたお客さまが去ってしまいます

SSL未対応の例
SSL未対応の例
SSL対応済の例
SSL対応済の例

SSL未対応のホームページ・ブログは、SEOの面でも不利となります
できるだけ早く、SSL対応されることをおすすめします。

方法はネット上にも出ています。
サーバーやネット環境にもよるので一概には言えませんが、それほど難しい作業ではないのでやってみてください。

5. スマホ対応にする

ご自分のスマホで、自社のホームページをご覧になったことはありますか?
なければ、一度試してみてください。

もし、右のほうが途切れていたら、スマホ対応になっていない状態です。

お客さまはスマホで見ている

スマホの普及率については、データが出ています。

総務省の「平成30年度版 情報通信白書」の中に、「情報通信機器の保有状況」についてのデータがあります。
固定電話や携帯電話、スマホ、パソコン、タブレット端末などの保有率を過去10年分、比べたものです。

これによると、2017年の世帯保有率はパソコンが72.5%、スマホが75.1%で、初めてスマホがパソコンを上回りました

【参考】情報通信機器の保有状況 -総務省

多くのお客さまは、御社のホームページをスマホで見ています
今は、「スマホ対応ができているかどうか」が、とても重要です。

パソコンにもスマホにも対応するデザインが有利

パソコン用とスマホ用のホームページを別々に用意する方法もあります。
ただ、現在では「レスポンシブWebデザイン」が多くなっています。
レスポンシブ=よく反応する、という意味です。

実はこの「いい家を建て、利益も残す工務店300の方法」ブログも、レスポンシブWebデザインになっています。

もし今、このブログをパソコンでご覧になっているのであれば、画面(ウィンドウ)の横幅を小さくしてみてください。

すると、その幅に合うように、文字が動いてどんどん縮まっていくはずです。
見る人の環境に合わせて、自動的に見やすくなる仕様になっているためです。

Googleが推奨しているので、レスポンシブWebデザインで作られたホームページの方が有利だと言われています。

WordPress(ワードプレス)でホームページを作成されているのであれば、テーマ(テンプレート)の変更で対応できます。
ネット上にもたくさん出ていますので「レスポンシブ テーマ」などで検索してみてください。
 

いずれにしても、見る側(お客さま)にとって優しいホームページ・ブログであることが求められています。
少しずつ、良いものになるよう進めていきましょう。
 

ネット集客については、第89回から詳しく取り上げていますので併せてご覧ください。

インターネット集客

この記事に関するご質問・ご感想・お問い合わせは【工務店経営の専門家・ジクージン】まで、お気軽にお送りください。


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ABOUT US
間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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