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【第47回】給与を上げて社員のモチベーションを高めたい。その効果は?

Q社員のモチベーションが低いので、給与を上げようと思っています。
どのくらい上げればいいでしょうか?
(49歳・工務店・静岡)

Aはい、過去にも同様のご相談をいただいたことがあります。
結論から言います。

給与を上げれば、社員のモチベーションが上がるのか?

答えは「NO」です。

ですから、モチベーションを上げる目的で給与を上げるのは止めましょう
給与を上げるだけの原資があるのなら、もっと有効な使い道を考えましょう。

では、社員のモチベーションを上げるにはどうすればよいのでしょうか。

褒めればモチベーションは上がる?

社員のモチベーションを上げるには

よく言われるのが、「目標設定をし、その目標を達成し、結果を褒める。できればスタッフみんなの前で褒める」こと。

確かにこの方法でモチベーションが上がる人がいますが、それは全体の25%程度。
4人に1人です。

というのも、人間の性格は大まかに6つくらいのタイプに分かれるからです。
(実際はもっと複雑ですが)

それぞれの性格タイプにより、効果のある褒め方が違います

同じように褒めても、反応の良い人といまいち響かない人がいるのはそのためです。

その人に合わなければあまり効果はない

自分に合う褒められ方をすると、モチベーションは上がります。
逆に、自分に合わなければあまり嬉しく感じません。

先ほどのケースは「結果を褒められると嬉しいタイプ」です。

このほかに大きく分けて、

■ その人自身の存在を褒められると嬉しいタイプ(30%)
■ 今が楽しい状態に置かれると、それでやる気になってしまうタイプ(20%)
■ プロセス(経過)を褒められると嬉しいタイプ(10%)
■ 褒められるより、事細かに指示されると黙々とやるタイプ(10%)
■ 褒められるより、報酬で報いるとやる気になるタイプ(5%)

だいたいこのような割合になります。

成果報酬でやる気が出るのは上記の一番下のタイプで、せいぜい5%です。

つまり、給与を上げたところで、モチベーションが上がる人は全体の5%しかいないということです。

社員にこのタイプが多ければ効果は期待できますが、中小工務店ではそれほど多くないと思われます。

個人の性格を見極めることが大切です

モチベーションを上げるには、一人一人の性格を見極め、対応していく必要があります。

方法の一つとして、性格の見極め方(性格に関する心理学)を学ばれてはいかがでしょうか。

性格に関する心理学を知っておくと、社員の対応だけでなく、営業の場面やお客さま対応、さらには家族や友人知人とのコミュニケーションなど、様々な場面で役立ちます。

世の中に本や講座などもいろいろ出ていますので、ぜひ勉強してみてください。

弊社でも性格心理学の講座をご紹介できます。実践的で使いやすいものとなっていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

この記事に関するご質問・ご感想・お問い合わせは【工務店経営の専門家・ジクージン】まで、お気軽にお送りください。


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間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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