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【第7回】なぜいい土地が見つからないのか。土地なしのお客さまの対応策

Qうちのお客さまの半分以上が、いわゆる「土地なし客」です。
「いい土地」が見つかれば、すぐに契約になるのですが、なかなか見つかりません。
何か良い方法はないでしょうか?
(42歳・工務店・三重)

A契約が行き詰まった時に、こういう話になりますね。
そもそも「いい土地」とは何でしょうか?

一般的には、お客さまが望む土地、例えば評判の良い学区とか、利便性の高いエリアなどが「いい土地」なのでしょう。

ないのは土地ではなく「資金」です

土地なしのお客さま対応

では、そんな土地はないのか。
といえば、大抵はあります。

つまり、お客さまの希望の土地はあるのです。

ないのは、「お客さまの資金」です。
希望する土地に見合う資金がないのです。

ないにも関わらず、いつまでも「ないものねだり」をしていると、このお客さまは永久にマイホームにはたどり着けません。

「土地なし」のお客さまが家を建てるには

なぜこうなるのでしょうか。

それは、家づくりを始めるにあたって「自分が出せる資金を十分に検討していない」からです。

言うまでもなく、家を建てるためには土地が必要です。
つまり、土地の購入資金と、建物の建築資金がかかります。

「土地なし」のお客さまが家を建てるということは、かなりハードルが高いものなのです。

お客さまの年収や自己資金により大きく状況は変わるのですが、地方の地場産業に勤務されているお客さまの年収はそれほど高くはありません。

ですから、仮に「いい土地」=「希望の土地」を購入してしまうと、建物の建築まで資金が回らなくなってしまいます

「住めば都」になる土地を探す

そこで、まずお客さまと一緒に資金計画を立て、「土地に回せる資金がいくらまでなら大丈夫か」を検討します。

すると、「いい土地」が買えない、という現実が分かるようになります。
その上で、土地の探し方、購入の条件(≒妥協の仕方)を説明します。

こうして、それほど「いい土地」でなくても、「住めば都」になる土地をお勧めしていきます。

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ABOUT US
間瀬 隆司
工務店経営の専門家。集客・営業、人材教育・組織づくり、経営計画、資金繰りを含めた「全ての面倒をみる」スタイルのコンサルティングで、工務店さんを支え続けて30年。工務店のほぼすべてを知り尽くしており、駆け込み寺的な役割を果たしています。神奈川県横浜市在住。海を見るとホッとします。
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